ハイドロキノンクリーム
2018/06/01
「肌の漂白剤」と言われているハイドロキノンは、ずばぬけた美白成分が期待される成分です。
2001年に当時の薬事法の規制緩和に伴いハイドロキノンクリームとして販売され、高用量配合されたハイドロキノンクリームは皮膚科や美容外科で専門医により処方されています。
ビタミンCやプラセンタに比べると、その美白効果は50倍~100倍ほどと言われています。
日本ではその歴史は浅く、プラセンタなどに比べると知名度は低いのですが、欧米では古くから愛用されており、特にシミの改善薬としては世界的シェアが高い成分です。
シミは紫外線により表皮細胞にあるメラノサイトに刺激を送ります。刺激を受けたメラノサイトがチロシナーゼという酵素の働きでメラニン色素を作ります。
この蓄積されたメラニン色素がのちにシミへと変化しています。シミができるこのサイクルを根本的に断ち切らなくては、シミの発生を防ぐことはできません。
ハイドロキノンはこのチロシナーゼという酵素の働きをブロックして、シミの発生を防ぎます。
肌に必要不可欠なメラニンをブロックしないのがポイントです、チロシナーゼにポイント的に作用するため、肌の潤いや栄養を妨げることはありません。
日本では「ハイドロキノンベンジルエーテル(ロート製薬)」という薬剤が開発されましたが、使用により肌の一部が真っ白になる白斑という肌トラブルが多発したため、当時の厚生労働省がハイドロキノンベンジルエーテルを化粧品へ配合することを規制した過去があります。
それにより成分や構造が似ているハイドロキノンにも規制がかけられ使用ができない状態が続きました。
しかし、「ハイドロキノンベンジルエーテル」と「ハイドロキノン」は別の化合物で、ハイドロキノンの作用は穏やかなのが特徴です。
濃度や副作用・注意事項を正しく理解することで、安全に使用することが出来ます
。適応があるシミの種類としては、「日光性黒子(老人性色素斑)」、両頬や額にできやすい「肝斑」、ニキビなどのあとに現われやすい「炎症後色素沈着」、「そばかす」があげられます。
ハイドロキノンは皮膚の代謝を大幅に促進して皮膚のターンオーバーを早める「トレチノイン」と併用されることがあります。
※ハイドロキノンとトレチノインの両方の成分が配合された「コスメライトクリーム」や「ユークロマプラスクリーム」もございます。
≪製品情報≫製品名:ハイドロキノンクリーム |
ハイドロキノンクリーム 価格比較
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